先日、横浜マラソン2026にエントリーしたのですが、そのエントリー費を確認した際に2018年に書いた『主要マラソン大会エントリー費比較 ~ コスパが高いのはどの大会?』という記事を思い出し、久々に見てみました。
あれから8年。同じ大会の数字を並べてみたのですが、すごいことになってますね。
国内主要大会:2018年→2026年の変化
まず国内の主要大会から。元記事で取り上げた33大会のうち、2大会(古河はなももマラソン・松本マラソン)は大会自体が終了していました。
| 大会名 | 2018年 | 2026年* | 増加額 | 増加率 |
|---|---|---|---|---|
| 東京マラソン | ¥10,800 | ¥19,800 | +¥9,000 | +83% |
| 大阪マラソン | ¥10,800 | ¥16,000 | +¥5,200 | +48% |
| 横浜マラソン | ¥15,000 | ¥18,500 | +¥3,500 | +23% |
| 名古屋ウィメンズマラソン | ¥12,000 | ¥18,000 | +¥6,000 | +50% |
| 湘南国際マラソン | ¥12,500 | ¥16,500 | +¥4,000 | +32% |
| 神戸マラソン | ¥10,300 | ¥18,000 | +¥7,700 | +75% |
| かすみがうらマラソン | ¥7,000 | ¥13,200 | +¥6,200 | +89% |
| 北海道マラソン | ¥11,000 | ¥16,500 | +¥5,500 | +50% |
| さいたまマラソン | ¥15,000 | ¥15,000 | ±0 | ±0 |
| 京都マラソン | ¥12,000 | ¥19,500 | +¥7,500 | +63% |
| 勝田全国マラソン | ¥6,000 | ¥8,000 | +¥2,000 | +33% |
| つくばマラソン | ¥7,000 | ¥12,000 | +¥5,000 | +71% |
| とくしまマラソン | ¥10,000 | ¥11,000 | +¥1,000 | +10% |
| おかやまマラソン | ¥10,000 | ¥14,000 | +¥4,000 | +40% |
| 板橋Cityマラソン | ¥6,500 | ¥11,550 | +¥5,050 | +78% |
| 熊本城マラソン | ¥10,500 | ¥13,750 | +¥3,250 | +31% |
| 静岡マラソン | ¥12,000 | ¥16,000 | +¥4,000 | +33% |
| 富士山マラソン | ¥9,800 | ¥14,000 | +¥4,200 | +43% |
| 奈良マラソン | ¥8,200 | ¥13,500 | +¥5,300 | +65% |
| 富山マラソン | ¥10,000 | ¥14,000 | +¥4,000 | +40% |
| 金沢マラソン | ¥10,000 | ¥14,000 | +¥4,000 | +40% |
| 福岡マラソン | ¥10,800 | ¥16,000 | +¥5,200 | +48% |
| 北九州マラソン | ¥10,000 | ¥14,500 | +¥4,500 | +45% |
| 古河はなももマラソン | ¥7,100 | 大会終了 | — | — |
| 水戸黄門漫遊マラソン | ¥8,000 | ¥10,000 | +¥2,000 | +25% |
| 長野マラソン | ¥10,800 | ¥14,300 | +¥3,500 | +32% |
| 松本マラソン | ¥10,800 | 大会終了 | — | — |
| 福知山マラソン | ¥7,000 | ¥11,000 | +¥4,000 | +57% |
| 丹波篠山ABCマラソン | ¥5,800 | ¥10,000 | +¥4,200 | +72% |
| 高知龍馬マラソン | ¥9,500 | ¥13,000 | +¥3,500 | +37% |
| 愛媛マラソン | ¥9,350 | ¥12,900 | +¥3,550 | +38% |
| 下関海響マラソン | ¥8,000 | ¥12,000 | +¥4,000 | +50% |
| 鹿児島マラソン | ¥10,000 | ¥14,000 | +¥4,000 | +40% |
*2026年4月時点でで確認できる最新情報。著者調べ。
値上がりなしはさいたまマラソンのみ。他の全大会で値上がりしています。
値上がり額が最も大きかったのは東京マラソンの+9,000円で、8年で1.8倍になりました。値上がり額としては、京都マラソン(¥12,000→¥19,500、+63%)や神戸マラソン(¥10,300→¥18,000、+75%)も顕著です。
値上がり率としてはかすみがうらマラソンの+89%が最も大きいですが、¥7,000→¥13,200なので、もともとが安かったとも言えます。
一方、値上がり幅が比較的小さかった大会もあります。勝田全国マラソン(+¥2,000、+33%)、水戸黄門漫遊マラソン(+¥2,000)、とくしまマラソン(+¥1,000)あたりは「コスパ大会」の地位を維持していると言えそうです。
2018年に書いた「茨城県の大会は安くてコスパがいい」という話は、勝田や水戸を見る限りまだ生きています。ただ当時¥6,000だった勝田は今や¥8,000。じわじわ来てますね。
興味深いのが横浜マラソン。
2018年の比較記事では横浜とさいたまの¥15,000が群を抜いて高く、当時は「なぜ横浜はこんなに高いのか」と別記事で収支まで調べて考察したほどでした。ところが今回並べてみると、横浜の¥18,500は東京(¥19,800)・京都(¥19,500)・名古屋ウィメンズ(¥18,000)・神戸(¥18,000)と同じ水準で、もはや「高い大会」の代名詞ではなくなっています。周囲が一斉に追いついてきた結果です。
さいたまの¥15,000据え置きというのもある意味すごいですね。逆に都市型の大会の中では今や最安水準に近い大会になりました。
海外WMM:価格と円安のダブルパンチ
アボット・ワールドマラソンメジャーズ(WMM)の6大会も見てみます。
ここでは2つの視点で整理します。まず大会の価格がドル・ポンド・ユーロ建てでどう変わったか。そしてそれを日本円に直したときにどう見えるか、です。
円換算には2018年当時のレート($1=¥110、£1=¥150、€ 1=¥130)と、2026年現在のレート($1=¥155、£1=¥200、€1=¥178)を両方並べました。
| 大会 | 2018年価格 | 2026年価格 | 価格変化 | 2018年円換算 (当時レート) | 2026年円換算 (現在レート) |
|---|---|---|---|---|---|
| ボストン (外国人) | $250 | $260 | +$10 | ¥27,500 | ¥40,300 |
| ロンドン (外国人) | £80 | £79.99 | ほぼ±0 | ¥12,000 | ¥16,000 |
| ベルリン | €108 | €205※ | +€97 | ¥14,040 | ¥36,490 |
| シカゴ (外国人) | $220 | $250 | +$30 | ¥24,200 | ¥38,750 |
| ニューヨーク(外国人) | $358 | $358 | ±0 | ¥39,380 | ¥55,490 |
※ベルリンの€205はパッケージ料金(公共交通4日券・ペースメーカー・フィニッシャーポンチョ等を含む)。2018年の€108が同内容だったかどうかは確認できていないため、単純比較は参考程度にとどめてください。
目を引くのはロンドンとニューヨークです。価格自体はほぼ変わっていません。それでも円換算では、ロンドンが¥12,000→¥16,000に、ニューヨークが¥39,380→¥55,490になっています。
これが円安のインパクトですね。向こうは何もしていないのに、日本円で支払う側には重くなっている。
「円も本当に弱くなってしまったなあ、、、」と実感する瞬間なのでした。
とはいえ、ロンドンマラソンはそれでも¥16,000なので、今となっては東京マラソンの方が高くなったんですね。東京マラソンがもともと安すぎだったという見方もありますが。
それでも走りに行く
年間4〜5本走ることを当たり前のようにしていると、エントリー費だけで軽く5〜8万円になりますね。遠征費をゼロに抑えても、です。普通に旅行に行ける金額をスタートラインに立つためだけに使っている計算です。
それでも走るのは、なぜでしょうね。
「そこにレースがあるから」といったところでしょうか。
そんな気持ちにまたなれたということなのですが、それは良かったのか、悪かったのか。
8年経った今でも結論は変わらず、やっぱり
「エントリーは計画的に。奥さんには内緒に。」ですね。
2018年時点のエントリー費比較はこちら:
主要マラソン大会エントリー費比較 ~ コスパが高いのはどの大会?
東京マラソンの当選確率については:
東京マラソン2027は第20回記念大会|当選確率10%?実録1勝9敗の申込履歴
※エントリー費は各大会の公式発表に基づきますが、変更される場合があります。最新情報は各大会の公式サイトでご確認ください。
