読了時間:約5分 / 対象:大阪マラソンの抽選に興味があるランナー
以前、横浜マラソンのエントリー費を考える記事(横浜マラソンのエントリー費が高い理由を考えてみる)を書いた際に、「都市としての規模や大会参加者の規模も近い大会」として大阪マラソンを比較対象として取り上げました。
そのとき倍率の数字も少し調べたのですが、きちんと整理していなかったので、改めてまとめておこうと思います。

他の大会の倍率推移はこちらを見てニャン
横浜マラソンの倍率推移|2026 市民枠、県民枠、一般枠の倍率は?
東京マラソン2027は第20回記念大会|当選確率10%?実録1勝9敗の申込履歴
定員・エントリー数・倍率の推移
対象をフルマラソンに絞るため、第1〜9回は、フルマラソンの個人・ペア・グループエントリーの合計数(チャレンジラン除く)としています。
| 回 | 開催年 | フル定員 | エントリー数 | 倍率 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 2011 | 28,000 | 154,822 | 5.53倍 | 公式結果 |
| 第2回 | 2012 | 28,000 | 145,254 | 5.19倍 | 公式結果 |
| 第3回 | 2013 | 28,000 | 143,351 | 5.12倍 | 公式結果 |
| 第4回 | 2014 | 28,000 | 137,768 | 4.92倍 | 公式結果 |
| 第5回 | 2015 | 30,000 | 130,975 | 4.37倍 | 公式発表PDF ※1 |
| 第6回 | 2016 | 30,000 | 126,867 | 4.23倍 | 公式結果 |
| 第7回 | 2017 | 30,000 | 123,316 | 4.11倍 | 公式結果 |
| 第8回 | 2018 | 30,000 | 120,827 | 4.03倍 | 公式結果 |
| 第9回 | 2019 | 32,000 | 131,337 | 4.10倍 | 公式結果 ※2 |
| 第10回 | 2022 | 35,000→20,000 | — | — | 公式募集要項 ※3 |
| 第11回 | 2023 | 32,000 | — | — | 公式大会要項 ※4 |
| 第12回 | 2024 | 32,000 | — | — | 公式募集要項 ※5 |
| 第13回 | 2025 | 31,970 | — | — | 大阪府報道発表 ※5 |
| 第14回 | 2026 | 34,000 | 約66,000人 | 約1.94倍 | 大阪市報道発表 ※5 読売新聞記事 |
| 第15回 | 2027 | 未定 | 未定 | 未定 | 公式情報 |
公式サイト・大阪府公式資料をもとに著者が作成。
※1 第5回のエントリー数130,975人は、個人(100,914人)・ペア(12,628人)・グループ(16,242人)・市民アスリート(1,010人)・チャリティランナー(181人)の合計(大阪マラソン公式発表PDFより)。
※2 第9回よりチャレンジラン(8.8km)廃止。エントリー数はフルマラソンのみ。
※3 当初35,000人で募集開始後、感染状況により20,000人に縮小。一般ランナーの参加は中止となり、エリートランナーのみでの開催となった。
※4 一次募集(定員28,620人)で定員割れが発生し、2022年10月に二次募集を実施(大阪マラソン組織委員会による公式発表)。エントリー数の最終的な数字は公表されていない。
※5 第12回(2024年)以降、エントリー数は公式に公表されていない。第14回(2026年)については、読売新聞(2026年2月21日)が約66,000人の応募者から34,000人の市民ランナーが選ばれたと報じている。
14年間の数字から読めること
第1〜9回:ゆるやかに落ち着きながらも、4倍台を維持した
第1回(2011年)は5.53倍でスタートし、その後は定員の段階的な拡大と参加意欲のゆるやかな落ち着きが重なって、第7・8回には4倍をわずかに下回る水準になりました。
それでも4倍前後を安定して保っており、「いつかは走りたい大会」として定着していたことは数字からも見てとれます。第9回(2019年)は定員が32,000人に増えたにもかかわらず倍率がやや戻っており、コロナ前最後の通常開催として需要が高かったのかもしれません。
第10回(2022年):びわ湖毎日マラソンとの統合大会、そして一般中止
第10回は当初35,000人という過去最大規模の定員で告知されました。びわ湖毎日マラソンとの統合大会として再出発する節目の回でもありました。
ところが感染状況の悪化を受けて定員は20,000人に縮小され、最終的には一般ランナーの参加が中止に。エリートランナーのみでの開催となりました。
第11回(2023年):3年ぶりの市民参加、しかし定員割れという誤算
コロナ禍を経て市民ランナーが参加できる形で3年ぶりに戻ってきた第11回ですが、一次募集(定員28,620人)で定員に達しない結果となりました。大阪マラソン組織委員会は2022年10月に二次募集を公式発表しており、国内有数の市民マラソンが定員割れするという、当時かなり驚きをもって受け止められた出来事です。
全国のマラソン大会がコロナ禍後の参加者回復に苦労していた時期と重なっており、大阪マラソンも例外ではありませんでした。
第12回(2024年)以降:エントリー数が非公表に
東京マラソンがある時期から申込者数を公表しなくなったのと同様に、大阪マラソンも第10回以降はエントリー数が公式に発表されなくなっています。
第12回(2024年)からはチャレンジランが「720(なにわ)マラソン」として復活し、ペア・グループエントリーも再導入されて種目構成が複雑化したことも、単純な倍率比較が難しくなっている一因と思われます。
第14回(2026年)については、読売新聞(2026年2月21日)が
約66,000人の応募者から34,000人の市民ランナーが選ばれた
と報じています。倍率に換算すると約1.9倍ですが、これは全種目合計の数字であり、抽選対象となる一般枠に限れば競争率はさらに高くなります。
第15回(2027年)は?
2027年大会は2/28(日)に開催されることが発表されています。
大会要項等は7月ごろの発表とのこと。東京マラソン2027のエントリーが始まる前には、大会要綱がわかりそうですね。
いつかは御堂筋を
自分としては、基本的には遠征はしない方針で出場大会を選んでいるので、これまで大阪マラソンにエントリーしたことがありません。
ただ、こうやって大会情報を眺めていると、道頓堀のグリコの看板を眺めながら走り、御堂筋を駆け抜け、大阪城でゴールするコースはいつか走ってみたい気がしてきますね。
時期的にもベストなタイミングですし、コースもフラットで記録が狙えそうなので、良い機会があればエントリーしてみようと思います。
